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EC事業の立ち上げ手順とは?サイトの構築方法やメリット

2024.05.11
  • EC総合支援

「販売経路を増やしたい」「利益をあげたい」と思い、EC事業を立ち上げようとする企業は多く存在します。 今回は、EC事業の立ち上げ手順を解説します。サイトの構築方法やEC事業を立ち上げるメリットを知り、今後の事業展開に役立てましょう。


EC事業とは

EC事業とは、インターネットを通じて、商品やサービスなどを販売するビジネスです。近年、インターネットの普及やコロナ禍の影響もあり急速に発達しています。

実店舗は、特定の場所に住んでいる人やターゲットへ向けて販売を促進します。一方、EC事業は全世界へ商品やサービスを提供できる、ターゲットの幅が広い事業です。

EC事業を始める際は、ECサイトの構築が必要です。店舗の規模や予算など、自社に合った構築方法でECサイトを作り、事業を広げましょう。

EC事業の立ち上げ手順

EC事業の立ち上げ手順について解説します。大まかな計画を事前に立てると、担当者の選定や業務の割り振りがスムーズに進むでしょう。

①事業で扱う商品とターゲットを決める

最初に、EC事業で扱う商品またはターゲットを決めましょう。あわせて、商品の製造にかかる原価、販売価格、商品を届ける方法などもリサーチします。

つぎに、取り扱う商品を届けたい相手、すなわちペルソナを明確にします。年齢や性別、商品を購入する目的など、自社製品の強みや得意分野を活かせるターゲット像を設定しましょう。

②自社の事業計画を立てる

自社のEC事業について事業計画を立てます。ビジネスのコンセプトや売上数値、利益率など数値で計測できる目標を計画しましょう。

その際、自社商品だけの情報で計画を立てていると、市場の規模や傾向から大きく逸れる恐れがあります。客観的な視点を持つためにも、競合他社の商品やトレンドを調べましょう。市場データの分析で、より綿密な事業計画を立てられます。

③販売経路を選定する

EC事業の販売経路を選定します。ECサイトの方向性を決めて、多くの顧客に商品を届けるために最適な販売経路を模索します。

販売の規模や取り扱い商品数、競合他社の販売経路などを参考にして、販売経路を選びましょう。

④ECサイト構築の予算を立てる

ECサイト構築にかかる費用や、販売開始後の費用対効果の計算をします。

ECサイトの構築は、構築方法によりかかる費用に幅があります。例えば、大手のECモールに出店すれば、限られた予算でサイトの構築が可能です。一方、自社のECサイトを独自に構築すると、費用と時間がかかるでしょう。

会社の規模やサイトで販売する商品数、予算を考慮したうえで構築方法を検討しましょう。

⑤ECサイト構築からサイトオープンまでのスケジュールを確保する

ECサイトの構築開始からサイトオープンまでのスケジュールを立てましょう。

ECサイトの完成までにかかる日程は、構築方法によって異なります。自社サイトをはじめから構築するときは、数か月以上の余裕を持って取り組まなければなりません。構築を外部に委託する場合、委託業者との打ち合わせが必要です。

余裕を持ったスケジュールを組んで、納得のいくECサイトを作成しましょう。

⑥テスト・運用開始

ECサイトの準備ができれば、ユーザーへ公開する前にテストプレイをします。商品の閲覧や検索、決済などに問題がないことを確かめましょう。

また、在庫管理や顧客対応のロールプレイもします。オペレーションに不具合がないことを確かめてから、運用を開始してください。

ECサイトの構築方法5選

ECサイトの構築方法はさまざまで、それぞれメリットや特徴が異なります。ここでは、各構築方法の特徴や費用を解説します。

モール型

モール型とは、大手のECサイトに出店する形で自社サイトを構築する方法です。
ECサイト担当者の業務として、商品の発送準備や顧客の問い合わせ対応、返品交換対応などがあげられます。登録しているモールのサポートを活用でき、はじめてのECサイトに向いています。

・初期費用:0円〜数万円
・運用費用:0円〜数万円
・手数料:有料
・例:楽天市場、Amazon

ASP型

ASP型は、企業が提供するECプラットフォームをレンタルして、ECサイトを構築する方法です。

機能やサーバーがすでに揃っていて、簡単にショップがオープンできます。サイトの手順に従って登録するだけでECサイトの構築ができます。

ECサイト担当者は、売れた商品の梱包作業や顧客対応などをします。

・初期費用:0円
・運用費用:0円
・手数料:有料
・例:BASE、Shopify

オープンソース型

オープンソース型は、外部に無料で公開されているシステムを利用してECサイトを構築する方法です。
ECサイトに活用できる買い物かご機能や決済機能が備わっていて、機能を活用しながら自社オリジナルのデザインやページを作成できます。

モール型やASP型と比べると自由度が高く、ブランドの個性を出したいときにおすすめです。ただし、セキュリティ対策やシステム構築の知識を持つ担当者が必要です。

・初期費用:0円(セキュリティを委託する場合は、別途費用が必要)
・運用費用:10万円
・手数料:無料
・例:EC-CUBE

パッケージ型

パッケージ型は、ECサイト構築に必要な機能やサービスが全て揃ったサービスを購入して利用する構築方法です。

売上機能や商品管理、決済など、ECサイトに必要な機能は標準装備されていて、さらにデザイン性や拡張機能をカスタマイズできます。

ECサイト担当者の業務は、顧客対応や発送準備、ECサイトのリニューアルなどです。デザインやシステムにこだわることで、自社オリジナルのECサイトが作成できるでしょう。

・初期費用:数百万円
・運用費用:10万円〜
・手数料:無料
・例:ebisumart

フルスクラッチ型

フルスクラッチ型は、ECサイトを0から構築する方法です。セキュリティ対策やページの作成、ECサイトに必要な機能などを全て自社でプログラミングします。

完全オリジナルでサイトの構築ができ、他の企業にはないページの作成やデザイン、機能などを盛り込めます。ただし、不具合が起こったときは全て自社対応になるため、プログラミングについて知識の豊富な担当者が必要です。

また、フルスクラッチ型の構築には莫大な予算と時間がかかります。

・初期費用:数千万円
・運用費用:数十万円
・手数料:無料

自社ECサイトを構築する手順

ここからは、自社ECサイトの構築手順を解説します。

①コンセプト定義の決定
「誰のために、どのような商品を扱い、どのように販売したいのか」を決定します。コンセプト定義を定めることで、チーム全員が同じ方向性で進められます。

②要件定義
コンセプト定義に必要な機能やページについて決定します。開発が始まる前に、機能やページに不足がないことをチーム全体で確認しましょう。

③ECのプラットフォーム選定
モール型に出店するか、自社サイトを構築するかを決定します。外部に委託する業務やシステムがある場合、相見積もりをとって依頼業者を決定します。

③決済について決める
ECサイト内で使用できる決済方法が豊富であれば、多くのユーザーが利用できます。クレジットカードの利用やQR決済の導入を検討しましょう。

④サイトデザインの制作
コンセプトに沿ったデザインや、ユーザー目線のサイト制作を心がけます。デザインが凝っていても、「見にくい」「どこを押せば購入できるか分からない」などの問題があると、購入行動に悪影響が出ます。

⑤商品登録・諸設定
商品の登録や紹介文の設定などをしましょう。初回だけでなく、新商品を発売するタイミングでの更新も必要です。

⑥テスト・オープン
ECサイトの訪問から商品の購入、発送までをテストします。問題がなければECサイトをオープンします。


EC事業を立ち上げるメリット

EC事業の立ち上げには多くのメリットがあります。ここでは、3つのメリットを紹介します。

実店舗よりも低コストで運営できる

実店舗では、店舗の内装代や月々の家賃、光熱費、人件費などの費用がかかります。ECサイトは、実店舗よりもこれらの費用がかかりません。大幅な経費削減が期待できるでしょう。

ECサイトを構築する際、費用がかからない方法を選べば、さらにコストカットが可能です。初期費用をかけたくないときは、ASP型やモール型などの構築方法がおすすめです。

24時間どこからでも買い物できる

ECサイトは開店時間・閉店時間がなく、24時間どこからでも買い物ができます。

実店舗ではどうしても時間や場所に制限を受けます。販売経路や手段をさらに広げたいと考えているブランドは、EC事業の展開が向いているでしょう。

社内の活性化にもつながる

EC事業では、インターネットの知識だけでなく、SNSやYouTubeなどの発信力が重要視されます。

社内で活躍したいと考えている若い世代は、InstagramやFacebook、YouTubeなどを日常的に利用していて、情報発信方法の提案やユーザー目線のサイト作りに貢献できるでしょう。社内で若い世代の力を存分に発揮してもらえば、社内の活性化につながり、会社全体のモチベーションをあげられます。

EC事業を成功させるためのポイント

EC事業を成功させるポイントを2つ解説します。

1つ目は、ECサイトの運用にかかるランニングコストの理解です。EC事業はECサイトの初期構築費用だけでなく、運用費やリニューアル費などのランニングコストがかかります。「一度構築すれば終わり」ではないことを念頭におきましょう。

2つ目は、ECサイト担当者に負担が偏らないようなチーム作りです。
ECサイトの運営には顧客対応やサイトのアップデートなど、さまざまな業務が必要です。
担当者が少ないと、顧客対応やサポート対応が追いつかなくなる恐れがあります。担当者を複数人作り、個人の負担を減らして、業務を滞りなく進められるようにしましょう。

老舗パン製造会社は、コロナ禍の影響で市場が変化したことから、自社ブランドの力を高めるためにECサイトを制作しました。市場ニーズを分析して、単価の高い商品を売れ筋商品に成長させて、全体の売上を10倍以上に伸ばしました。
これは、自社の弱みを理解し、サポートが充実した委託業者に頼ることで、顧客満足度の向上につながった例です。

ECサイト立ち上げはコンセプトと運用イメージが決め手

EC事業の立ち上げ手順やサイトの構築方法について解説しました。どの構築方法もメリット・デメリットがあるため、自社にあった構築方法を選ぶことが大切です。
もし、社内で解決できなければ、専門の会社に外注をしてECサイトの展開を進めましょう。当社のEC総合支援サービスでは、新規事業の立ち上げからEC運営代行や広告運用まで、ECサイトに関わる全ての業務をサポートします。「EC事業を立ち上げたいが、何から始めればよいか分からない」とお悩みの担当者は、ぜひ一度ご相談ください。
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